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Blog Detail足が痛い!それは"浮き指"が原因かも!?

2017.03.14

実は、意識するべきところは"足"なんです!


毎日のように「足が痛いんです」、「医療機関に行ってもなかなか治らないんです」と相談をお受けしています。今の子供たちは土踏まずが形成されず、足裏が平らな「扁平足」や足指が地面につかずに浮いてしまう「浮き指」などの変形が目立ちます。

 

 

 

 

フットケアトレーナーとして思うところは、実は意識するべきところは”足”なんです私たちの体を支える”足”、特に「足指」がしっかり使えないと、踵(かかと)の痛みなどの足の痛み、膝痛・股関節の痛み・腰痛・肩こりなどの体のトラブルが起こりやすくなります。

また、「合っていない靴を履いていること」や「運動不足による筋力低下」も原因です。足に合った靴選びと適度な運動が必要なのです。

 

 

最近は「浮指」の子供たちが増えています!

 まっずぐ立った時、かかと・指の付け根、足指の3つも部分が地面に着いているはずなのに、かかとと指の付け根しか接地していなくて、指が浮いてしまっている状態のことを「浮指」といいます。

 

そもそも浮き指って何? 

立った状態で足を見てみてください。

床に親指(第1趾)~小指(第5趾)までちゃんと着いていますか?

もし1本でも着いていなければ、「浮き指」です!

(特に小指=第5趾が着いていない子供たちが多いですよ)

 

人間は直立歩行が可能で2本の足でバランスをとって歩きます。

その時に重要な働きをするのが「足指」なのです。

地面を蹴って歩くには足指でバランスをとることが重要です。

ところが、足の指が浮いた状態にあると重心はかかとに乗ってしまいます。

また、指の付け根にもストレスがかかってしまします。

 

バランスが取りづらくなり、歩いていても転びやすかったり、猫背になって姿勢も悪くなります。

それが理由で足のトラブルや体の不調が起こりやすくなります。

 

浮き指だと何が起こる? 

膝痛・腰痛・肩こり・頭痛


足指が使えず2本の足が不安定な状態だと、変な姿勢で体重を支えるため関節に負担がかかります。

足で真っ先にかかるのは膝でしょう。

また、かかと重心になるため体を支えようと膝と同じように腰にも負担がかかります。

そして自然でない歩行状態は上半身の緊張につながり、肩こり・頭痛まで引き起こす可能性があります。

 

転びやすい・足の痛みが出やすい


そもそも足指を使って踏ん張ることができないので、バランスが悪く転びやすくなります。

また、浮き指になると足のアーチ機能が低下してしまいます。

足は、体重を支えるために足の内側縦方向のアーチ(土踏まず)や外側縦方向のアーチ、

親指と小指の付け根をつないだ部分にあたる横アーチの三つから形成されています。

 

合っていない靴を履き続けるとアーチが崩れ、靴内で指が地面に付かずに浮いたり、

曲がったままの状態が続き、「浮き指」の発症につながりやすくなります。

だから「成長期で骨が形成される大切な時期の靴選びは重要」なのです。

 

陸上の練習の後に足が痛い!・・・その女の子はこんな足!


今回足の痛みでご相談に来られたのは小学3年生の女の子(9)でした。

最近陸上の練習で走った後に土踏まずの部分が痛くなります。お医者さんにいったら『扁平足だから走りすぎ』って言われたそうです。

痛みが続いたことから、お母さんが知り合いの方に聞いて、

靴がきちんと合っていないと体のバランスが崩れたり足の痛みが出ることを知り、太田市で足のトラブル改善に対応している当店「バランスショップ キックオフ」にお越しくださいました。

さっそく足を計測してみると・・・

足長は左右とも22.1㎝、足囲・足幅は荷重時でE~2E、非荷重時でB~Cでした。

履いてきたシューズはasicsのレーザービームSAの23㎝。

サイズは悪くありません、ただ1か月しか使っていないのに靴がヘタヘタになっていました。レーザービームのSAシリーズは軽量のレーシングモデルなので練習から使ってしまうと靴があっという間に賞味期限切れに!

 

そして足部バランスをチェックしていくと・・・

 こんな足でした!

 

うぁ、浮き指!

 

 

 

 

左足は?

 

 

小指(第5趾)だけでなく親指(第1趾)以外は全部浮いてます!

 

 

 

 

 

きちんと足指が使えていればバランスが取れますが、この足で頑張ったらどうなると思いますか?当然どこかに負担がかかってしまいます。

 

おまけにこの女の子はハイアーチ傾向の足でした。

足のアーチが高く、甲高になっている状態の足をいいます。

このタイプの足の特徴としては歩行時にかかる足底への負荷が増えます。

負荷が増えるということは足のクッションの機能が落ちているということです。

「走る」ことは同じ動き(動作)の繰り返しです。

ハイアーチの足は地面との接地面積が少ない上に足のクッション機能が落ちているので、例えば、長距離走などの種目では足底に通常以上の負荷が常にかかることになるので疲れやすくなります。

だから土踏まずの部分が走った後に痛くなったんですね。

お医者さんの言う通り「練習をお休みしたら痛みはなくなる」かもしれませんが、また頑張ったら足が悲鳴を上げます。
今回はasicsのジュニア用ランニングシューズ「レーザービームRB」でしっかり靴合わせを行い、さらに足指をしっかり使って踏ん張れるようにインソール調整をしました。
元気に走れるといいな~と思います。

 

どこかが調子悪くて医療機関を受診すると思いますが、健康管理の面で、靴のフィッテングは見落とされがちです。

合っていない靴は足の痛みや背骨や骨盤のゆがみ、運動機能に大きな影響を及ぼします。

 

足は、歩き始めの時から運動する中で次第に発達していきます。

生活環境の変化で、現代人は素足の生活が減り、靴を履く時間が増えました。

特に成長期に、サイズの合わない靴を履くことは足の形成に影響を及ぼしかねません。

足と靴の専門家「フットケアトレーナー」がいるお店で1度足を計測し、今の自分に適正な靴のサイズを知ることが大切です。

 

キックオフでは資格を持ったフットケアトレーナーがそのお手伝いをいたします。

 

お電話で靴のことやインソールのお問合せの際は、

ホームページを見て・・・とお伝えください。

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