staff blog

Blog Detailせっかくシューズを新しくしたのに靴ずれに・・・

2017.01.10

サッカーのスパイクで靴ずれができてしまった!


新年あけましておめでとうございます。

2017年もよろしくお願い致します。

今年、最初の投稿は・・・

あまりにも毎日靴ずれの相談が多いので!

 

新しいスパイク買ったのに練習に行ったらいきなり靴ずれ!

痛くてプレーすることもできなくなり、途中でリタイア・・・なんてこと、

これまでにありませんでしたか…?

 

 

 

スパイクで靴ずれができる原因とその対処法

新しいスパイクを買ってうれしい気持ちで練習に行ったのに、いきなり靴ずれが・・・。

悲しくなってしまいますよね。

 

靴ずれは、足の皮膚が圧迫されたり擦れたりすることで、その部位に炎症が起きてしまうものです。

スパイクに限らず、革靴など、新しい靴を履いて長い距離を歩いた時には、靴ずれは起きやすいものです。

 

まして、ダッシュやターンなどの激しい動きを繰り返すサッカーのスパイクの場合は、

普段履く靴よりも、はるかに靴ずれが起きる可能性は高いのです。

 

サッカーのスパイクで靴擦れが起きる主な原因には、

  1. スパイクが足に合っていない(足長だけでなく、足幅もあっていなければダメ!またスパイクの形状も合っていなければダメ!)
  2. スパイクの履き方が正しくない
  3. 足部のアーチバランスや歩行バランスがくずれている

という、3つの理由が考えられます。

 

スパイクを選ぶ時には、足のサイズに合うものを選ぶことが何よりも大切です。

足のサイズに合うスパイクの選び方については靴の専門家「シューフィッター」の方に相談することをお勧めします。

 

残念なことに、足に合っていないスパイクでは、靴ずれが起きてしまいます。

 

足のサイズよりも大きいスパイクを履いてプレーをすれば、当然スパイクの中で足が動いてしまうことが考えられます。

スパイクの中で足が動いてしまうと、かかとの部分でスパイクと足がすれてしまうことが多くなって、かかとに靴ずれが起きてしまいます。

 

また、足のサイズより小さなスパイクを履いてプレーをした場合は、

スパイクの中で足が圧迫されて、最もきついかかとの部分に靴ずれが起きることが考えられます。

 

ですから、かかとに靴擦れが起きてしまった時には、スパイクと足のサイズが合っていない可能性を考えてみましょう。

 

もしスパイクのサイズが足に合っていたとしても、

スパイクの内側の形状が、足の形と合っていない時には、靴ずれが起きてしまいます。

 

スパイクを含め、シューズメーカーが作るすべての市販の靴は、一般的な足の形状に合うように作られています。

ところが、人間の足の形は、人によってそれぞれ違います。

 

例えば、足のくるぶしの位置が他の人よりも低い人は、

スパイクの縁がくるぶしと当たってしまって、くるぶしに靴ずれを起こしてしまいます。

 

足のサイズに合うスパイクを選ぶことができていて、スパイクの形状も足の形と合っていたとしても、

正しい履き方をしていなければ、やはり靴ずれを起こしてしまいます

 

サッカーのスパイクを履く時には、足のかかとの方でしっかりと合わせて、

靴ひもを順番にきちんとしめてしっかりと結んで、足とスパイクをホールドしなければなりません。

 

そうしないと、激しい動きの最中に足がスパイクの中で動いてしまって、かかとやくるぶしがすれて靴ずれが起きてしまうのです。

 

このケースの場合は、正しいスパイクの履き方靴ひもをきちんと結べば靴ずれの再発は防ぐことができます。正しいシューズの履き方はこちらから

 

サッカーでかかとの靴ずれに悩む女の子


今回ご相談に来られたのは踵(かかと)の靴ずれがひどいとお悩みの高校生の女の子。

足をチェックしてみると、左の踵にはバンソウコウがぎっしり・・・

聞くと毎回貼って練習しているそう・・・悲しくなりますよね。

 

まず、足を正確に測定しました。

足長は左足が23.8cm、右足が23.7cm。

足囲・足幅は荷重時で左足D、右足D。非荷重時では左右ともB!(非常に細い足でした)

今履いているスパイクを聞いたら、

ミズノのイグニタスMD(3Eの幅広ワイドタイプ)の24.5cmでした。

スパイクは持って来なかったので、実際に履いているところをチェックできなかったのですが、

イグニタスは少し小さめなので実際に足を入れると窮屈かもしれません。

ただ、足が細いタイプなのであまり窮屈に感じないのでしょう。そこが落とし穴です!

 

さらに足のバランスをチェックしてみると・・・

立位では土踏まずのアーチが完全につぶれてしまっています。

医療機関ではないので診断はできませんが、外反足→外反偏平足の状態です。しかも非常に強いです!

また足趾は5・4趾が内反していて小趾(こゆび)の爪は黒くなってしまっています。

こんな状態の足ですから、片足で自分を支えることもできません。キックも安定しません。

どんなに頑張って練習しても結果がついてきません。

辛いですよね!

 

でも、キックオフに相談しにきてくれたので、今日から変わります。いえ、変えます!

 

まずスパイクをこの子のパワーを受け止められるスパイクに!

今回はアシックスのDSライトXFLYウィメンズ。スリムタイプのスパイクです。
次に、アーチが保てず潰れた状態で外返しになった足のバランスを良くするようにDSISソルボインソールを入れてスパイクで歩行をチェックしました。

そして立位と歩行状態をチェックしながらインソールをさらに加工して調整。

これで立っている時も歩いている時もOK!

 

 

 

 

さらにしっかり踏ん張れるようにインソールにプラスアルファーの加工を!

歩行姿勢も改善され…踵の靴ずれとはさよならできると思います。

 そのうえ、しっかり踏ん張れるようになっているので、ステップワークも変わってくると思います。 

 

ただ、キックオフはこのままでは返しません。

足指があの状態ではインソールを調整しただけでは根本的な改善にはなりません。

特訓が必要なのです。

だから足指がしっかり使えるように特別トレーニングをレッスンしました。

毎日きちんとやったらすごく改善します!知りたい方はお店へどうぞ!

これで新人戦はばっちりだと思います。

 

 

これはサッカーに限らず、陸上、バスケ、バレー、野球、テニス、バドミントン、卓球などすべての競技で同じです。

踵の靴ずれだけでなく、タコ・マメ、小指のあたりや爪のトラブルなどは足が悲鳴を上げているサインです。

スパイクが合っていないのか、履き方に問題があるのか、足のクセやアーチバランス、歩行バランスに問題があるのか・・・

早めに対処することが大切です。

 

スパイクを選ぶ時には、足のサイズに合うものを選ぶことが何よりも大切です。

足のサイズに合うスパイクの選び方については靴の専門家「シューフィッター」の方に相談することをお勧めします。また足のアーチバランスの問題や歩行バランスの問題だとすると、足と歩行の専門家「フットケアトレーナー」に相談しましょう。

 

当店では両方のライセンスを持つスタッフがいつも対応しております。

お困りの方はぜひご相談ください。

 

お電話で靴のことやインソールのお問合せの際は、

ホームページを見て・・・とお伝えください。

0276-47-0007